脚本家

どんな仕事?

脚本家
テーマに合わせてシナリオづくり

ハラハラドキドキのサスペンスドラマ、話題の人気俳優が顔を揃えたラブストーリーやアクションドラマ。これらさまざまなジャンルのストーリーをつくっているのが脚本家(シナリオライター)です。会議で何度も手直しされた企画書をもとに、場面設定や登場人物のセリフを作成していくのです。連続ドラマの場合、プロットが完成すれば、放映されるシーンの順番どおりに並びかえられ、ストーリーの内容を分かりやすくします。午後8時から11時台のプライムタイムといわれる時間帯のドラマはほとんど実績のあるメインライターが担当しますが、深夜枠のドラマや一話完結の単発ドラマに新人のライターが起用されるケースもあります。そこで評判が良ければ、プライムタイムのドラマに抜擢されることもあります。シナリオはドラマが始まる前に出来上がっているのが条件なのですが、出演者の思わぬ事故や事件、スポンサーの要望などによって突然の書き直しをしなくてはいけない場合もあるのです。実際にドラマが始まっても、出演者サイドのスケジュールの都合で突然どこかに転勤させたり、不意の事故で死ぬ設定にしてしまったりと、それはそれで大変な作業なのです。とにかく忍耐力と根性が必要とされる仕事といえるでしょう。

CHECK POINT!

1本当たれば高収入 時代を読んで作品づくり 脚本家には、ドラマをヒットさせなければ一流とは言われず、失敗すればどこからも二度とお呼びが掛からなくなることも。そのかわり1本でも大ヒットすれば、基本の脚本料以外に原作本やビデオの印税、再放送料などが入ります。その後にも何本もヒットが続けば、年収も大幅にアップするでしょう。しかし、現在、売れっ子と呼ばれるライターはほんの一握り。それだけ競争の激しい世界なのです。ここ最近は、出演者に人気アイドルを起用しても必ずしも高視聴率に結びつくとは限らなくなりました。やはり重要なのは脚本であるといえるでしょう。

脚本をつくるまで

番組制作者との打ち合わせ

プロデューサーを始めとする番組制作担当者と打ち合わせ。ストーリーの軸や時代背景、主人公や登場人物などの設定を考えます。

企画

連続ドラマの場合は、大体は番組の担当プロデューサーが企画書を創ってくれますが、脚本家が考えることもあります。

ミーティング

企画書を何度も練り直し、設定、シチュエーションなどを決めます。またどんな視聴者をターゲットにするか、どの時間帯に放映するかを確定します。

脚本を立ち上げる

企画が通ったあとが、脚本づくりの本格的なスタートです。しっかりとした人物設定とプロットを決めて、台本に肉付けしていくのです。

脚本家になるには?

コネも才能も実力の世界

テレビが出来たばかりの時代は、知り合いの番組スタッフの紹介でプロのライターに弟子入リするというのが一股的でした。しばらくしてシナリオライターの養成スクールの講師と師弟関係になったり、プロのライターを紹介されることもありました。しかし最近では、特定の師匠にはつかず、専門学校に通ったり、独学で新人コンクールに応募して受賞したのをきっかけにプロデビューする人も多くいるようです。また変わったところでは、テレビの制作会社のアシスタントディレクターや、テレビ局の営業から転身する人もたまにいます。その人たちは現場の雰囲気や業界の人を多く知っているので、一般の人より強みがあるといえましょう。


脚本家の現状・将来性

テレビの放送スタート当初は、プロのライターはまだいなく映画や舞台の台本を書いていた人に頼んでいました。テレビが本格的に家庭の娯楽となった頃には、本格的にプロとして通用する脚本家を育成するようになったのです。ドラマの世界も時代劇からホームドラマ、必ず当たるといわれる刑事もの、医療ものなど、多くの題材にあふれています。連続ドラマのほとんどはワンクールと呼ばれる3ヶ月単位のもの、2時間ドラマも単発のものもあれば、シリーズ化されているものもありと様々です。ここ最近は、女性の脚本家の活躍が目覚ましく、いずれの番組も高視聴率をキープしているようです。多チャンネル時代の到来により、脚本家としての人材も増えることでしょう。

お仕事DATA

平均収入

経験と実績によりますが、現在NHK、民放連と取り決めた脚本の最低料金は、テレビドラマ30分ものでNHK475,000円、民放163,000円です。

勤務時間

2~3日は徹夜も当たり前という世界ですから特に作業時間は決まっていません。番組放送に合わせてスケジュールをチェックすればOKです。

必要資格

資格は特にありません。独自のアイデアと想像力を生かして良い作品を書いてください。

この職業を目指せる学校